Higemushokuカナダ留学日記

Higemushokuカナダ留学日記

1987年生まれ夫婦のカナダ移住計画

世界一周もどきの思い出シリーズ(タイ・熊本のラッパー編)スコータイ

夕暮れ

スコータイ到着

2011年5月26日、夕暮れと僕はスコータイにいた。すこぶる眠いのは、夜行バスでお互いのこれまでの人生を語るという、小っ恥ずかしいことをしていたからだ。夕暮れは、中学卒業の時、担任の先生と将来の話になり「俺はラップで飯食っていく。」と言い放ったらしい。それに対し先生から「何バカなことを言ってるんだ。」と言われ、自分の真剣な夢の話を真に受けてもらえず、悔しい思いをしたと言う。先生を見返すためにも、彼は来る日も来る日もラップした。「スコータイに行こうたい、スコータイに行こうたい、、、」と。そして成人式の時にその先生と再会し「俺いまラップやってるんすよ。」と満面のドヤ顔で伝えると、先生はとても驚いた様子で「お前、そんなこと言ってたか?」と、てへぺろ状態だったらしい。人間、他人の話にはあまり興味がないものだ。この話をドヤ顔でアツく語る夕暮れを見て、僕は「はやく寝かせてくれないかなぁ。」と思っていた。やはり人間とは他人の話にはあまり興味がないようだ。

世界遺産スコータイ遺跡

ラップで目的地を決めるという斬新な方法により訪れたスコータイだったが、今になって調べてみると世界遺産がある街らしい。そういえば暇だったから夕暮れとチャリで遺跡を回ったが、どうやらあれが世界遺産だったようだ。今思えば世界遺産っぽかったような気がしてきた。なにしろ、スコータイでの僕の記憶は夕暮れとの思い出しか無い。すまん、世界遺産。ただ、世界遺産のインパクトをも上回る男、夕暮れが遺跡からエネルギーを搾取していたことだけは覚えている。「遺跡からエネルギー吸って、日本帰って熊本で曲作って吐き出す」と言って、高台にある遺跡から大地に向かって両手を広げていたからだ。そう、両手こそ広げていないが、その時の写真が上のやつだ。今ごろ彼は熊本で何かを吐き出しているのだろう。

夕暮れ vs タイ人変態美容師

その夜、僕たちは街に繰り出した。といっても何もない小さな街だったので、開いていたのはコンビニぐらいだった。カップラーメンを買って鼻歌交じりで店から出ると、かなりの数の現地タイ人がタムロしていた。

原付き

こんな感じの改造原付きで集まってきた男達だ。「タイヤ細!!!」とか思いながら僕が半笑いで写真を撮っていると、改造原付き集団のうちの1人が険しい顔で何か言ってきた。髭無職の日本人が、自分の原付きを半笑いで撮影しているのだ、怒るのも当然だろう。当然僕は何食わぬ顔で、そっと夕暮れの背中に隠れた。高まる緊張感、引き続き半笑いの僕。

タイ人「ต้องการ ดื่ม น้ำส้ม」
夕暮れ「กาแฟเย็น」
当然こちらは日本語オンリー。話は通じない。

どうやらレモンフレイバーの原付きの持ち主ではないらしく、ただの現地の変態美容師「ペップさん」で、この男の目的は我々日本人の髪の毛を洗うことだった。もう意味不明だが、カモンカモンと手招きされたので、訳もわからず面白半分で付いていった。到着したのはペップさんの美容室。お店に入るなり、洗髪台に乗せられた。「なんだか僕が求めていたカッコいいバックパッカーとは少し違うなぁ」とガッカリしているうちに、気づけば快適に洗髪されていた。こんな感じで。

洗髪

洗髪後、なぜかペップさんは汗だくになっていた。少しだけ、ほんの少しだけ「いい人だけど、気持ち悪いな」と思った。すまん、ペップさん。思い出をありがとう、ペップさん。あなたは変態洗髪男ではなく、「日本人の髪質に触れてみたい」という勉強熱心な美容師さんなんだろう?変態扱いしてすまん。その代わりここでお店を宣伝するから許してほしい。ということで、スコータイに行く機会がある方は是非訪れてみてください。お店の情報とともに洗髪後の汗だくペップさんも添えておこう。

Pep Club
スパ・美容、パーソナルケア
住所 สุโขทัย THANI 64000
※Facebookページより引用

美容室

次回予告、「さらば夕暮れ、それでもまた陽は昇る。」

今回はここまで。全然関係ないが、今日2本めの親知らずを抜いた。その後、恐ろしく顔が膨れた状態で、図書館へ本を借りに行った。カードの提示を求められたので、ペラペラの紙を渡すと、職員さんが半笑いで「これ、ハローワークカードですけど、、」と言って返してくれた。借りた本は「稼げるネットショップの作り方」みたいなのを3冊。無職確定&髭ヅラ&顔面ブクブク&ネットで儲けようとしている、ことが判明した天パの男が目の前にいたら、そら半笑いにもなるだろう。すまん、タイのレモンフレイバーの原付きの持ち主。ちなみに、僕がネットショップを立ち上げようとしているのではなく、花屋の友人が多肉植物の販売をネットで展開しようとしていて、試しにECサイトを作らせてもらえることになったから本を借りた。ワードプレスを使うことになると思うが、できたら見てほしい。見るだけでいい、ちらっと。

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