Higemushokuカナダ留学日記

Higemushokuカナダ留学日記

1987年生まれ夫婦のカナダ移住計画

世界一周もどきの思い出シリーズ(タイ・熊本のラッパー編)チェンマイ

駅

スコータイから後退とみせかけて

2011年5月28日、夕暮れと僕はチェンマイのキャバクラ風のお店の薄暗い奥の部屋で、軽く軟禁されていた。ウソみたいにダサいメガネ&恰好をしたマフィア風の男たちに囲まれ、部屋にはカギがかけられた。僕は「吉本新喜劇のチンピラ役みたいだな。」と思いながら、半笑いでおしっこちびりそうだった。男たちの要求は現金5,000バーツ(ぐらいだったと思う)。現地の物価で考えるとかなり高額だ。完全にピンチパンチだった。

人には言えないもの

元はといえば、どちらがとは言えないが、僕と夕暮れのどちらかが人には言えないものを探していて夜のチェンマイをエンジョイしていたところ、まかり間違ってこんなことになった。部屋に軟禁される前、「お前らが探しているものを用意するから、少しここで遊んでてくれ。」的な雰囲気でキャバクラ風の部屋に通された。どちらとは言えないが、僕と夕暮れのどちらかがキャバ嬢みたいな女性の胸を破廉恥なタッチでニヤニヤしながら触っていた。ただこれだけは信じてほしい、僕は微動だにしていない。その後、「準備できたぞ。」と通されたのが奥の薄暗い部屋で、もちろん探していたものなど準備されておらず、夕暮れの破廉恥タッチと引き換えに5,000バーツを要求された。もちろん法外な額だし、そんな現金持ち歩いていない。ただ、その日の僕は強気だった。なぜならこちらには熊本のラッパーがついているからだ。僕は強い偏見の持ち主で、「メガネをかけた男=弱い」、「ラッパー=不良&タフガイ」というイメージを標準装備している。状況を整理しよう。1.マフィア的な男はダサいメガネをかけている。2.夕暮れは熊本のラッパー。もう負ける訳がない。

夕暮れ vs 眼鏡マフィア風

夕暮れ「た、高くない?」
眼鏡「อากาศ เริ่ม หนาวขึ้น หนาวขึ้น แล้ว ครับ」
夕暮れ「そんなに現金ないんだけど。」
眼鏡「สุโขทัย」

そんなこんなで、宿にお金を取りに行くことになった。夕暮れが1人で。僕は人質。そう、当然ながら僕は人質。僕は「このまま見捨てられる可能性もあるけど、人生で1度ぐらいは人質を経験するのも悪くないな」と平和ボケした日本人っぽいことを考えていた。僕はがっちり両サイドをウソみたにダサいマフィア風に固められたまま待たされた。へらへらと書いているが、実は本当に怖かった。

まさかの割り勘

体感ではかなり長かったが、実際は15分ぐらいで夕暮れは帰ってきた。素直に現金を握りしめて。僕は「巻き込まれたくないけど、バットとか持って帰ってきたら面白かったのに。」と精一杯強がっていた。何はともあれ、僕は無事に解放され、破廉恥なことをしていないのに割り勘で2,500バーツ払い、この件は終了した。思い出をありがとう。敗戦後の夜道の写真でも貼っておこう。

夜道

次回予告、「さらば夕暮れ、今度こそ。」

今回はここまで。僕の旅とは関係ないが、前々職場(段ボール職人)の同期だった男が、ようやくその会社のヤバさに気づいたらしく、辞めたいと相談されたので、僕は全力で世界一周をおすすめしておいた。僕たちのような田舎育ちの世間知らず元段ボール職人が起死回生の一撃を狙うなら、これしかないと熱く語ってきた。今後がすごく楽しみだ。彼は当時、高卒組だったので今24歳。まだまだ人生これからぜ、お互いに。

もうひとつ楽しみができた。僕の母だ。昔から英語には興味があったようだが、子育てに忙殺されて勉強ができなかったらしい。もうすぐ還暦を迎える母だが、ようやく自分の時間ができたようで、DMM英会話を猛プッシュしている。彼女は「今更なかなか最初の一歩が踏み出せない」と言い、まだスタートできていないが、前の記事にも書いたとおり、誰でも気軽にチャレンジできる時代になっている。僕は母親を、1年で話せるようにしてみせる。カナダ留学の楽しみがまた一つ増えた。現地で英語で会話しようじゃあないか、母よ。

 

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